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とにかく疼く中をどうにかしたい。

魏無羨は周りを見回すと細長い棒が目に入った。

何に使った物なのか全く記憶になかったが、金属製のそれを手に取り、ごくっと一つ息を呑んでから下肢を寛げた。

そこはすでに大量の液体を溢れさせており、陰茎はぴくぴくと震えている。

尿道内からの刺激はますます強くなっており、魏無羨は耐えきれずに手に持った棒を尿道口に押し当てた。

「は、ぁっ…はぁ…っ…んっ」

くちゅっ…

濡れた音を響かせて尿道へ棒が飲み込まれていく。

最初は冷えた金属の棒が内側から熱を冷ましていったが、すぐに魏無羨の熱の方が上回り、棒からの冷たさはすぐに消え去ってしまった。

「んっ…ふ、ぁっ…」

くちゅっ…くちゅっ…

傷を付けないようにゆっくりと棒を押し込んでいき、半分程まで飲み込んだ瞬間、中からピリッと刺激が走った。

「あぁっ…!」

ビクンッと身体が飛び跳ね、喉を仰け反らせる。

その刺激はピリピリと繰り返し尿道内を刺激し、魏無羨はその刺激を上書きするようにして棒を上下に動かした。

「ゃ、あぁっ…なにっ、これっ…あぁあっ…!」

ぐちゅぐちゅと棒を動かすとそこからは今までに感じたことのない快感が生み出され、手の動きを止めることができなくなってしまう。

そのうえ棒からの刺激を更に助長するようにして内部からのピリピリとした刺激は強弱を付けて魏無羨を追い込んでくる。

「あ、あぁっ、とまらなっ…や、ぁっ…あぁっ!」

半分程しか入っていなかった棒がずりゅっと奥まで入り込み、こつっとある場所を叩いた。

その瞬間、脳まで痺れるような快感に襲われ、大きく目を見開く。

「あぁぁっ!」

ビクビクッ

身体が大きく跳ね、脳内が真っ白になる。

はくはくと口を動かすが、酸素が上手く取り込めない。

「ぁ…あっ…は、っ…」

ぴくぴくと細かい痙攣を繰り返す。

長い時間快感に包まれているような気がしたが、その熱も徐々に引いていき、チカチカとしていた視界が次第に鮮明になっていった。

「はぁ…はぁ……んっ…」

なんとか呼吸を落ち着かせながら視線を下へと向け、入ったままになっている棒をゆっくりと引き抜いた。

棒が抜けると同時にどろっと勢いのない白濁が零れ落ち、はぁ…と深い溜め息を吐く。

(収まった…)

熱を放出したからなのか、内側からの刺激はなくなっていた。

一体なんだったんだろうか。

昼間の触手の影響だろうか…しかし、あれは藍忘機によって消してもらったはず。

まさか完全に消すことができなかった?

あるいは…。

悶々と考えてみるが答えが出るはずもなく、疲弊した身体を横たえれば意識はすぐに眠りの中へと落ちていってしまった。

 

 

翌朝

「あぁっ、ゃ、あっ…なん、でっ…ひっ…!」

あの熱がまたもや魏無羨のことを襲ってきた。

しかも昨日よりも強い刺激で。

どくどくと心臓が激しく脈打ち、呼吸が乱れる。

必死に思考を巡らせ、次に魏無羨が取った行動は―

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